撮影場所： うきは市浮羽町

講評

春たけなわの季節の中、馥郁たる満開の梨の花につつまれての農作業のお二人の姿からは、あふれんばかりの幸福感が画面の隅々まで満ちています。朝か夕方の柔らかな日差しとマッチする穏やかな人物の表情も自然で、対照的に黒い梨の太い幹を斜めに配して遠近感を強調、構図的にも落ち着きのある秀作です。

撮影場所： 福岡市早良区脇山

講評

稲刈り時期の慌ただしさの中にも充実感のある農作業風景が見事に表現されています。最後の一列になった稲穂の重量感と両脇に群れるサギの動感がバランスよく配置されていて画面の安定感を増しています。

撮影場所： 八女市星野村広内

講評

今後の棚田を守り続けて子孫に残して行くための選択肢の一つとしてのオーナー棚田制度もかなり充実してきたようです。子供も大人も、それぞれの持ち分を一生懸命に作業している生き生きとした緊張感のある画面からは労働の楽しさが感じられます。特に人物の重なりのない配置が画面効果をあげています。